CC.319.食卓を囲う良さ【Chrono Chronicle】
Goodness to surround the dining table
今の内に 情報のチェック
リリンからの情報を見ると
ディオが寂しそうだとあるが
うん とくに問題なさそうだ
別れてから
そんなに時間が経っていないと
思うが 向こうの皆に
すこし会いたいという
気持ちもあるにはある
だけど もう少し
ここでやっていこう
魔法などを使い
東屋近くに 簡素な
キッチンを作成していく
「 忍たちとルティが
待ち遠しいな 」
「 はい 」
「 肉肉 言ってそう 」
そうだねと微笑んだ
拡大ぎみのマップ表示反応
そのあたりを見上げる
小さな影がぽつりと見える
次第に
竜が飛んでいるとわかる
勢いある飛翔から
地上に近づくとゆっくりとなり
静かに降り立つ竜
忍たちが降り
ルティも人化をおこなう
「 あるじー とうちゃくー 」
「 おつかれさま 」
私は ねぎらって迎えた
「 お館様 」
忍一同が揃う
「 首尾は? 」
「 ハッ ルティ殿との
狩りは順調
合間に軽く食べたりしました
ほかは
とくに変わったことも
ありません 」
「 うん わかった
おつかれさま
台所を用意している
またかと思うかもしれないが
皆も 料理と食事の
時間としよう 」
ハッと応える才蔵 そして
懐からアイテムカードを
差し出す
9割ほどを受け取ってから
首肯する
「 ルティ その手に
持っている肉を 調理するぞ 」
「 肉 肉 肉 」
笑いながら 受け取る
「 料理をはじめましょうかね
皆は 経過報告の
情報交換でもしているといい 」
と伝えた
まずは 凝ったものではなく
肉を焼いていく
同時に 肉スープという
茹でるか煮るような
調理もおこなう
たくさん焼きつづける
「 たくさん焼くのね いえ
焼くんですね クロノ様 」
メイドバトラーに
睨まれた サキュバスが
そう聞いてくる
「 傭兵たちの分も
焼いている あとで
持って行ってくれ 」
メイドバトラーに指示する
東屋あたりで
食卓を囲む
「 いただきます 」
皆 それぞれいただきます
としている
はむ
肉の噛み応え 肉汁のうま味
「 美味い 」
そう言って 皆も食べはじめた
大人数の食事はいいものだね
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