CC.291.一手が王手【Chrono Chronicle】
One pull is checkmate
補助や支援を としていた銃
非殺傷系の銃が
破壊や攻撃系の 殺傷系のそれと
同等かそれ以上なのだと感じて
怖くなった感じかな
たしかに非殺傷系なんだけど
補助系支援系というより
無力化系という評価が妥当なの
かもしれない
で あの後さらに強化もしたと
言ったら 引かれるだろうな
補助や支援の
部位範囲 や 強弱 また
重ねたもの や 組み合わせ の
セットアップをしたから
さらに よりよくデバフが
可能となったことは
非殺傷系から 無力化系に
変貌を遂げた と
たしかに客観的意見できなくもない
それに 毒といったデバフ効果は
調整によっては 命を落とす可能性
殺傷系に分類される可能性もある
できたら そうならないように
努力しないといけない
非殺傷系を極めていって
殺傷系に転じるのは
本末転倒になりかねない
これでは 意図した狙いが
逆転するな
十分に気を付けて遣っていこう
無力化系 無効化系 という
分類方法を併用するのもありだな
デバフによって
敵対者の 生命力や行動を
極力減らしていくことができる
- 何か 恐ろしいことを
考えていませんか? -
リリンが聞いてくる
「 そんなことはないよ 」
焦ってこたえる
やばい また補助支援から
かけ離れそうだった 気を付けよう
「 補助や支援で
まわりに貢献したんだよ 」
- わかっています マスター -
「 なんとなくだけど
将棋やチェスでの
王手 チェックメイトに
近いイメージかな 」
- チェックメイトですか -
「 一手で王手 みたいな 」
ハハハ と言う
リリンは 沈黙している
「 銃のトリガーを
引く動作という 一手で
デバフやバフなど
補助や支援ができたらいいよね
それで即 チェックメイト
へとなればと
そう思っているイメージかな
一手こそ王手 」
- 何を言っ
いえ その一手で王手に同義となるのが
怖ろしく思われたことなのでは
ないでしょうか まず一般的に
それはできないかと思います -
「 はい 」
リリンにそう応える
なんだかすこし諭された気がした
なるほど これが
認識違いの原因の
ひとつだったのかもしれない
すごいチカラがあると
再認識する
「 リリン これらのチカラで
補助や支援 護っていきたいんだよ
そのために できることは
していきたい そう思っている 」
- 重々承知しております
マスターの御心に 従って参ります -
銃に限らず これらのチカラを
よりよくコントロールして
遣っていこう
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