CC.259.称号とジョブは違う【Chrono Chronicle】
Title and job are different
忍者で動いたり 覇圧ハーツを
しながらいろんなことを 試してみる
すると 気づいたことがあり
忍者は 魔法が使えないようだ
忍者装備一式は 問題ない
魔法が使えないか
ステータスをチェックしていく
銃は どうか 装備できない感じ
だけど 装備できなくもない感じ
なんだろう うむぅ
「 お館様 」
急に現れた才蔵に 吃驚する
「 才蔵か いきなりで驚いたよ 」
「 これはご無礼を致しました
先ほどから いたのですが
なにやら集中しておられて
某の気配にあまり気づかないようでしたので
お声がけ致しました 」
気配 全然気づかなかった
もとの私なら気づいて可能性があるとは思うが
すごいな才蔵は と感心した
「 そういうことか いや
いいんだ 何か用だったのかな 」
「 はっ 異様な気配がたくさんあったので
巡回警備や確認のために
入室させて頂きました これらは 」
警戒気味に聞いている才蔵
スライムたちのことか
そういえば まだ皆にこの状況を
伝えていなかったかもと思い至る
「 スライム という生物だ
私が生み出したものだ
これから いろいろなスライムが
生まれたり増えたりして
城の防衛にも 活躍してもらう予定だ
よろしく頼む 他の忍び達にも
そう伝えておいてくれ
他の者には 私から連絡しよう 」
「 承知 」
「 才蔵には このスライムたちは
どうみえるかな? 」
「 はい これらスライムというものは
恐ろしい生き物
それぞれの違った畏怖を感じます
防衛だけでなく 旅や戦闘にも
味方となれば 頼もしいですな 」
感覚的に 危険だと判断している
同時に 戦闘もいける感じか
「 ありがとう 貴重な意見だったよ 」
はいと応えた才蔵だが
さきほどから 変な視線が来る
「 お館様 その黒装束は
もしや 忍装束かなと 」
「 そうだね ジョブで忍者になってみた
場合によっては 忍として
やっていくことがあるかなと思っている 」
「 じょぶ がわかりませんが
忍は たいへんにございます
忍事は 我らにお任せを 」
「 もちろん頼りにさせてもらうよ
そうだ 忍びとは
魔法を使えるかな? 」
「 魔法でございますか
この城に来て 見る機会がありましたが
その魔法なるものは
使えないかと思います 」
「 やはりか 選択肢のひとつにと
思っていたが 無理そうだね
銃は使えたりするかな
銃はわかるかい? 」
「 銃は知っております
忍びの業として使わないですが
使う可能性や選択肢もあるかと
また 火薬の使用や爆弾などがあります
あとそれと 伝聞ではありますが
巻物を使いあやしげな術を
あつかう忍者もいるとか 」
銃は滅多に使用しない感じ で
火薬に爆弾か そして巻物か
巻物 スクロールか なら
筆書のスキルで作成できそうだな
魔法の代替として
術の巻物は いいかもしれない
「 その術の巻物というものは
作成できるかもしれん
うまくできたら 使ってみるかい? 」
「 よろしいので? 」
才蔵は興味ありそうだ
「 うまくできたら 渡すよ 」
「 有難き幸せ 」
「 忍者のこと参考になった
下がっていいよ 」
才蔵は ハッ として
姿形もそして音もなく 去った
才蔵は 忍者だが 称号として
忍者とあり ジョブではない
私の場合は ジョブで忍者になれて
称号には 忍者がない
ステータスの仕様か何かで 違うか
これまた 不思議なものだなと思った
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