CC.271.サキュバス加入【Chrono Chronicle】
Join Succubus
テヘ といって 誤魔化そうとしたな
サキュバスなんてあるし
吸うとか言っていたからな
「 あの人では どうだい? 」
ディオは どうだろうかと思い 聞く
「 あの人 嫌 怖い 」
ディオは 意に介さず
無表情で サキュバスに視線を向ける
「 我が君 この者は
どうなさいますか? 」
「 そうだね どうしたものか 」
「 あなたに従います
なんでも ご奉仕致しますから
ね おねがい 」
わかりやすい 色目を使ってくる
「 少し 落ち着いて 」
「 でもぉー
うぅ 痛い痛い って 」
サキュバスを担いでいるバトラーが
かるく締め上げる
「 助けてくれたら
あなたの言うことに従います
お願いします 」
んー
「 まだまだ 遊び足りないし
もっと楽しみたいじゃん 」
楽しみたいか
そうだな 楽しむことは
たしかに大事だな
このところ そんな気持ちが
少なかったかもしれない
かるく反省
賑やかな仲間がいることも
いいかもしれないな
「 楽しむのはいいことだ 」
そう言うと
「 そうでしょ そうでしょ 」
と答えるサキュバス
「 まったく調子がいいな 」
- リリン ディオ
このサキュバスを ためしに
配下に加えようと 思うがどうだい? -
- マスターの 御心のままに -
- 問題ないかと -
- わかった -
「 何でも従うというのなら
試しに 配下に入れる 」
「 うぅ お試しか
でも わかったよ
やったね 」
「 当分は リリンや
そこにいるディオの
言うことを聞くようにすること 」
「 ええー 」
「 このサキュバスのこと
よろしく頼むぞ 」
「 はい 我が君 」
げんなりしているサキュバスが見える
糸銃フィーンで
サキュバスの捕縛を解く
リリンに こちらはもう大丈夫と伝え
サキュバスのことも 他の者にも
伝えるように指示する
さて 次元城へ帰還しようかな
でも その前に ちょっと
神聖都市ミッドワルドを
様子見しておくか
「 ちょっと 都市の様子を
見てから 帰還しよう 」
皆が ハッと応える
みんなを都市に送り込み
自分も転移
神聖都市ミッドワルドを見わたす
都市といっても 全然人もいないし
廃墟な感じなんだけどね
一緒に来た者たちに 実際に
見てもらいたかったがあった
時間経過は そこまででもなさそう
これから ここも発展させていきたいなと
そう思いながら 眺めている
- マスター そろそろこちらに
お戻りになってくださいませんか -
- わかった 帰還するよ -
「 これより 次元城へ帰還する 」
皆が応えて
新たに加わったサキュバスも認識
次元カーテンを出し 送り出す
最後に 自分がくぐり抜ける
「「「 おかえりなさいませ 」」」
「 ただいま 」
次元城に居た者たちが
迎えてくれる ありがたいね
「 今回 無事救助ができた
あと このサキュバスが
新たに配下に加わったから
そのつもりで お願いします 」
それぞれが クロノ様 マスターと
いって 応えてくれる
好意的でよかった
サキュバスは
「 一緒に楽しんで 遊びましょう 」
と挨拶 それから
ぽつりと
「 クロノ 様 っていうのか
クロっち クロにゃん クロたん 」
ディオが ギロリと サキュバスを見た後
「 我が君 失礼いたします
来なさい 」
そういって サキュバスを
かるくひきずるようにしている
サキュバスは
あわわ 嫌だ という半泣きの表情になりながら
こちらをみている
そのまま 大広間から 出ていく光景を
見ながら思う
ディオは怖いのだよ サキュバス
ご愛読感謝 『CHRONO CHRONICLE』 ‐ 愛に出逢う投資異世界の冒険筆記 ‐
www.投資家.com OriginRegression Welcome twitter【www.投資家.com official】