CC.280.銃の非殺傷化向上へ【Chrono Chronicle】
Improved non-killing of guns
「 たまには こんな食事会も
いいものですね クロノ様 」
アリスが そう言ってくれる
「 皆のお気に召したのなら幸いだね 」
「 ちょっと張りつめていたところが
解けた気がします 感謝します
クロノ様 」
「 クロノ君 ありがとう 」
クロエ サクラと 食後の余韻で
和やかにいる
皆で囲んだ テーブルは
メイドバトラーが かたづけをしたりして
各々動いている
「防衛や生産と忙しくしていたからね
普段のつもりでも
それなりに気を張っている
こともあるから よかったよ 」
「 クロノ様が防衛に
力を注いでいるから 安心して
過ごせることということが
あります 」
「 そうですね 」
「 無理してない? クロノ君 」
「 無理はしていないですよ 」
そう答える
「 防衛をしたら 今度は
こちらから攻め込まれるのですか? 」
「 防衛が一段落したら それもありかも
ですが あまり争うことはしたくないですね
戦わないことが最善です 」
続けてアリスが
「 銃という武器は 強力ですし
クロノ様が使えば 恐ろしい威力でしょうね 」
「 うん あまり攻撃系や
破壊系の魔法は控えているよ
できたら 支援や補助系
非殺傷系のことを 向上させようと思う
狩りでもそうだけど
対生物用 対人戦闘用で
より非殺傷や無力化へとしていけば
戦いのパターンも多くできそうだしね 」
「 魔法を使うときは
攻撃や破壊がより評価されると思いますが
違うのですか? 」
と クロエが聞く
「 目標や嗜好の違いかもね
できたら あまり戦わない
攻撃や破壊したくない感じ かつ
味方の補助や支援をしたい
そんな気持ちがある 」
「 クロノ君 」
サクラは ちょっとした甘さが
致命的なことにも なりかねないという
厳しさを知っているのだろう
少し顔を伏せっている
銃のことをちょっとアップデートさせよう
「 ここでの時間がすんだら
銃のアップデート や
防衛のことをまた再開します
三人には お肉のカードを
渡しておきます あと
他に 必要なものとかありますか? 」
3人の前に さきほど カード化したお肉を
配り置きながら 聞く
バッと クロエがこちらをむき
「 錫杖や長弓がほしいです
頂けませんか?
魔法を磨いたり 修業がしたいと
思っています 」
錫杖に長弓か
「 あとで作成してみます
できたら 教えますね 」
クロエは コクリと頷く
クロエは 魔法を使うだろうと思うけど
魔法といっても 神道系の術式に
近いのかもしれないな
「 わたくしも 欲しいものがあります
指揮棒やタクトのようなものが
あれば 頂きたいです クロノ様 」
タクトか
「 わかったよ それも用意しておくよ 」
そう告げた
彼女は 戦略家や指揮官に
近い何かを目指しているのかもね
「 サクラは 何かいるかい? 」
「 カードがあるから いいよ 」
「 何かあれば 言ってほしい 」
コクリと頷くサクラ
「 では さきに失礼しますね 」
「 うん 」
「 いってらっしゃい 」
「 あまり無理しないでね 」
「 わかってます 」
3人に返事をしてから
マスタールームへ転移する
マスタールーム
ワードボードを 銃をリンクさせて調整
魔法の術式やら プログラムに
手をくわえていく
対生物用 対人戦闘用にと
デバフや より無力化させる術式を
追加していく
よし これでこの銃の
非殺傷能力が向上できたかな
試しに発動させたいけど
危険だよな
攻撃的や破壊的な魔法とは
ちょっと違うがこれも結構危険だと
思っている なので
人体実験的なことはしたくないのが本音
まぁ 使わないに越したことはないからね
と 銃の調整をさらにしていく
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