願いと紡ぐ 君の物語 * Love, Adventure, Survival, Education, Kizuna, Wish. 言葉と愛する 魔法と生きる 詞と生きる

次元のローブ

闇のローブを羽織り メニューで

自分自身の状態を見ている とふいに

「マスター お似合いです

すごいローブですね」

ユリィーさん 居たんですよねー

いま 話しかけられたくはなかったかなと

少し汗ばんでいる 気がする

「まぁ ね すごいかなー」

「どのようなローブなのでしょうか」

「ちょっとした認識阻害と幻影と状態異常無効」

《さすが マスターです》

「成り行きというか 結構なものが出来たよ」

ユリィーだけでなく 聖導師にも話しかける

《御力の 次元のチカラも付与できるのですか》

変にプレッシャーをかけるか聖導師さん

「日頃の聖導師への感謝もあるし

ここはリクエストに応えようか」

二人から 嬉色の笑みが映っている

インベントリの奥から 次元銃を出す

二人が 一瞬だけ怯んだようだが すぐに戻る

気にせずに 闇のローブに 撃つ

闇のローブが 次元のローブに化わる

くらっとする 魔力をどんと遣う

メニューテキストに 次元のローブと

表示されている さらに

次元のチカラの 権限ロックにより

闇のローブに戻せるとのことだ

次元の力によって 羽織るだけでも

存在不可思議 世界遷移 記憶喪失 etc

やばいのができた 変に扱うと

とんでもないことになる すぐさま権限行使

「ごめん 危なそうなんで やめるね」