CC.300.無知でもあるが未知でもある【Chrono Chronicle】
Ignorant but unknown
サキュバスが部下か
ひとりで動くのが好きなのかと
思っていたのだが
そんな組織みたいなのが
いいのかなと疑問に思う
サキュバスが
「 部下というか
チームと言うか 仲間というか
サキュバスみたいな
似たような者たちが
居たらいいなって
でも 今お試し期間だし
無理かな クロノ様 」
っと そう言っている
変にぶりっ子っぽくしているが
いいたいことはわかる
うむ
よし と
「 お試し期間だったしな
検討はしておく だが
どうなるかはわからない
今は現状維持だ わかったね?
あと 魅了は軽々しく使うと
ディオに捕まるぞ 」
「 はい 」
不満そうだが 承服してくれる
サキュバスのゆかいななかまたち
か ありかもしれないが
今は どうこうできないかな
「 聞いてくれて
ありがとう クロノ様
では 失礼します 」
といって ご機嫌な調子で
どこかへ いってしまった
さて 今からどうしようかと
考えてみる
マスタールームで
ステータスや 『 クロニクル 』を
読み込むことにする
転移
マスタールーム 到着
デスクに座り
ステータスのウィンドウ展開を
まずしていき いろいろと
読み込んでいく
そして
『 クロニクル 』も
読み込んでいく
かるく整理
魔法に関していけば
魔法に近しいこと や 様々な魔法が遣える
闇に関すること
次元に関すること
契約や特殊なことに関すること
攻撃や破壊に関すること など
やはり 高い適性みたいな感じだ
さらに 『 クロニクル 』の
情報など キリがないといえば
キリがない ともいえる
まだまだ わからないところがあり
無知でもあるが 未知でもある
これから 魔法に限らず
さらにチカラが
化ける可能性が大きいといえる
「 危険な要素が盛り沢山
でかつ 不明なことが多い
この 不明という闇のなかを
いくしかないか 」
コンコン ノック音
ディオがいる
「 どうぞ 」
「 失礼します 我が君
さきほどは サキュバスと
何やら話していたとのこと 」
歩み寄りながら
聞いてくるディオ
「 うん
部下 仲間 みたいな者が
欲しいみたいだね 」
「 そうですか それで 」
「 わからないけど
検討しておくと 伝えた
何にしても 人手が少ない
状況だからね 」
「 そうですか ふむ 」
考え込むディオ
それから 話を切り替えるように
「 そうでした 我が君
これから よろしければ
契約のことなど
進めることもできますが
如何致しますか? 」
うう
すこし考えてこたえる
「 これから 原野の迷宮や
農地のこともしたいんだった 」
「 農地? 」
「 そうだった
もっと早く伝えればよかったね
次元城のまわりの一帯を
農地して 種を蒔いている
詳細は これからカードに
メッセージを送るよ 」
「 承知いたしました 」
メッセージ機能を使って
農地のことを知らせる
「 食べ物が必要な者たちの
ために成されているのは
素晴らしいです 我が君 」
「 うん うまく
育ってほしいところだよ 」
過剰なプレッシャーに
ならないようにしておこう
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