CC.302.拠点移転の人選【Chrono Chronicle】
Selection of people to relocate
- マスターがあちらの世界を
しばらくの間 拠点にされて
活動されます そこで
サポートとなるような人選をして
一緒に行ってもらいたいと
思っています -
ディオがすぐさま
「 我が君 ぜひ
このディオを お連れ下さいませ 」
と懇願してくる
我先にと ディオが動く
他の者たちは ディオへの
対応を見守っている様子だ
「 ディオ ありがとう
この中でトップの実力がある
ディオがいてくれると
たすかる 」
ディオが 感動している
「 それほどの実力者の
ディオには ここで
いざという時のため
防衛や指揮を執ってもらいたい
と思う 」
ディオのテンションが一気に下がる
戦術戦略的にみて
私がいない間に 一番といえる
実力者を据えるのが ベストだと
という理由で 決断した
「 ディオ 頼むね 」
ディオ自身も 戦術戦略的に
理解している面があるから
なんとか納得してくれた
「 我が君 配下の
メイドバトラーの半数ほど
お連れになってください 」
というディオに
「 わかった そうしよう
その人選は 任せる 」
と伝える
防衛や指揮は これでいいだろう
今度は 才蔵に向かって
「 才蔵はじめ 忍は
全員向かうようにしよう 」
「 承知しました 」
才蔵は静かに応える
忍たちには 城だけでなく
ほかの場所にも 行くことも
あるだろうし 動く機会に
なるだろう ということで決断
せっかくだし いろいろ
動いてもらおうかな
それから っと女性陣を見る
すると 女性陣たちから
口々に 私も連れていって と
言われる
「 クロエ アリス サクラ
たちは 次元城に居て欲しい 」
3人は言葉少なく 気を落としている
さすがに この3人には
厳しいと判断した
「 リリン経由で連絡できるし
たまに こちらにも
戻ってこれますから ね 」
そうフォローすると
少しは気持ちを
落ち着いたみたいだ
メッセージでも と思ったが
通信できたかなと 疑問に思う
向こうへいったら確認して
もし つながらないなら
改良しなければ と思った
ユリィー ルティ
サキュバスが見ている
「 ユリィーは そうだな
次元城の守護や
クロエたちと一緒にいること 」
ユリィーは残念そうだが
気持ちを切り替えて
ハッと応えている
ルティは どうしようかと
考えている
「 あるじー わらわも
連れていってー
空を飛べるし
肉も食べるし 」
本心は肉か と思ったが
才蔵から
「 我ら忍も ルティ殿が
いらしたら 助かります 」
と進言してくれた
ルティは うんうんと
目を輝かせて うなずく
「 わかった ルティを
連れていく 忍の
足 いや 翼となって
手伝うこと 」
「 はーい 」
両者共
うまくやったものだねと
感心した
サキュバスか
「 クロノ様 お願い 」
甘く言っているところで
ディオに睨まれる
「 クロノ様 お願いします
連れて行ってください 」
と 態度を変えて
懇願するサキュバス
どうしたものか
ディオに よく叱られる関係だが
仲自体は それほど悪くないと
思ってみている
私はディオを見る
すると 察したディオが
承知しましたといった仕草をとる
「 サキュバスも
連れていく だが
メイドバトラーと
組んでもらうからね 」
「 はーい いえ
はい クロノ様 」
内心 小さくハハハとなった
- リリンには
次元城と浮遊城との
世界の通信連絡役だ
よろしくね
アイテムに関しては
ボックスで融通し合える
そして もし
次元城の世界に何かあれば
すぐ帰還して対応するから -
- はい マスター -
人選はこんなものかな
何か忘れていることは
なかったかなと思いながら
「 では 準備していってくれ 」
そう告げて
皆を見回した
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