CC.322.帰りたいという傭兵を送還【Chrono Chronicle】
Repatriate mercenaries who want to return
皆は それぞれに過ごしてから
すっかり体力気力を回復した感じ
そろそろ頃合いかなと
起ち上がって 皆に向けて
「 よし 今から
傭兵たちの措置を行う
皆 ついてきてくれ 」
ハッと皆が応える
東屋をゆっくりと飛び出す
他の者たちも 駆けたりして
付き従ってくる
傭兵たちも 気が付いたようで
ごそごそと 動き出している様子
傭兵たちの前に 降り立つ
メイドはじめ 皆到着
ひとりの傭兵で出てくる
誰だったかな と見ていると
「 まとめ役の ソルドです 」
「 ソルド まとめ役
ご苦労 それで決まったか 」
「 はい 」
そういって何やら指示だし
2つのグループに分かれる
「 あちらが帰還を望む者たち
こちらは 自分含め
あなた様の
指揮下で活躍できたら
という者たちです 」
大半は帰りたい者たち
そして 20名ほどが残りたいか
そしてソルドも と
「 残る者たちは
過酷で厳しいこと
死ぬこともあるかもしれない
もう戻れないが
本当に よいのか? 」
あらためて確認する
「 覚悟はできております 」
「 覚悟はわかった 」
メイドバトラーたちに
送還する傭兵たちへ
不要な物や いろんなものを
持たせるように指示
それから 銃で撃ち込む
よし
迷宮の機能を一部解除した後
召喚陣を 魔力で起動
送還先情報を 指定する
上手くいった感覚
これで いいか
「 今から 送還を開始する
その中に入るだけでいい 」
そう言って メイドバトラーが
監視のなか 送還していく
たまに メイドバトラーに
怯えているような傭兵もいるが
ぞろぞろと 滞りなくおこなう
全員送り出したあと
情報を確認
糸による情報収集
いいね
召喚陣を 操作して
送還機能を終了させる
さらに 通信情報の
リンク確認
よし
送還させた者たちからの
情報をストックしながら
今後 その別世界への
アプローチも検討していけばいい
今は静観だね
ふわりと浮いて上昇しながら
召喚ポイントと
迷宮の機能を 通常モードに
していき 防衛対策をおこなう
今度 侵入者があれば
この迷宮が役立つだろう
そう思いつつ
迷宮の高いところへ
降り立つ この世界の
眺望を ゆるりと眺めた
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