CC.304.召喚転送ポイントの設置【Chrono Chronicle】
Setting of summon transfer points
「 肉 肉 肉 」
ルティは そう言いながら
体を動かしている
踊っている感じ
自由だな
さてさて どうしたものか
「 才蔵 居るかい? 」
そう大広間で声を出す
そうすると 一拍置いて
才蔵が現れる
「 お呼びでしょうか
お館様 」
「 城のマッピング
いや 浮遊城の間取りが
ある程度 把握できたら
忍一同 ルティと一緒に
地上の森で 狩りをしてくれ 」
「 承知致しました
城の間取りを 把握でき次第
ルティ殿と 狩りを致します 」
「 狩りの目的は
各自の力でサバイバル
連携の強化
食料確保 の3つとしておいてくれ
モンスター いや
恐竜種はじめ 野生生物の
食料部分だけでなく
素材の解体や回収も頼む
今後も考慮して 乱獲も
しないでほしい あとは
いや今はそれくらいかな
ほかは自由にしていればいい
自分たちで食べてもいいしね
これでどうかな? 」
「 はい お館様 」
才蔵は 快諾してくれた
忍たちにも 肉が好評だったから
わるくないだろう そうだ と
カードの束を 才蔵に渡す
「 これで 食料や素材を
カード化してくれよ
しばらく別行動となるが
何かあれば ステータスカードで
連絡を取り合えばいいからね 」
「 御意 」
側にいたルティに
「 そういうことだ
忍たちが この城の見回りを
終えたら 地上へ降りて
一緒に狩りをしてくれ 」
「 わかった あるじー
たくさん とってたべるー 」
「 ルティ殿
食料確保もあるので
ほどほどに お願いします 」
「 うん わかったー
何か忍の手伝いする? 」
「 いえ お気遣いなく
しばしお待ちくだされ
終わり次第 ルティ殿の
竜の翼で 地上の森へと
狩りに行きましょうぞ 」
「 おー 」
私は ふたりを見つめている
パッと見た感じは
ちょっと駄々をこねている
女の子と 甘えに慣れて
世話をしている好々爺だ
大丈夫そうだね
大広間には 他にも
メイドバトラーの姿があるし
神天使も ふわふわと
漂っている
その中から サキュバスが
駆け寄ってくる
「 クロノさまぁ 」
どうした? と言った感じでみる
「 天使たちが 城の中や
外にも いっぱいいますよ 」
「 それがどうしたんだい 」
「 ほかの場所へ行かれるなら
お供します 」
もしかして
天使と相性悪いのかな
ここですることのひとつに
召喚ポイントの転送がある
それを設置するポイントは
地上がいいだろうと思っている
なので 地上に行くつもりだ
「 もともと 地上に
行くつもりだよ 」
サキュバスは 表情が変わり
いまから 行きましょとなっているが
「 落ち着け 浮遊城にいる
メイドバトラーを
全員 大広間へ集合させてくれ
皆で地上に降りる 」
そう告げると
サキュバスは
メイドバトラーを 呼び集めにいった
メイドバトラー そして
サキュバス が大広間に集まる
思ったよりすぐ集合した
「 浮遊城のことは
だいたい見てもらったとは思う
今から地上に降りる
ここに居る者は 少しの間
私と一緒に行動だ
よろしく頼む 」
そう伝えると
キリッとに応えているメイドバトラー
「 では 今から 地上へ送る 」
告げてから メイドバトラー
サキュバスを 認識する
そして
地上の 神聖都市ミッドワルド
都市の出入りとなる付近を
座標で確認
銃を遣って 送還する
私も 同じ座標に転移
神聖都市から出たところの
平野あたり ここをマーキング
召喚転送先の設置ポイントは
都市から離れたところがいい
「 地形を見ながら移動する
ついてきてくれ 」
地上を それなりのスピードで
駆け抜けていく
離れた方がいいが 迎撃することも
考えて 極端に遠くの場所では
都合がよくないと思っている
なので 地形を見ながら移動していく
しばらく移動した後
適していると思われる地形を
見つける
「 ここでいい 」
と 手を上げて みな移動を終える
結構 動いたけど
メイドバトラー サキュバスと
疲れた様子が見えない さすがだね
神聖都市ミッドワルドから離れ
森からも少し離れている場所
地形も 迎撃しやすく
設置する予定ポイントに向けて
なだらかな下りの傾斜
囲えるような半分盆地のような
地形の見渡せるところにいる
次元城世界の
原野の迷宮の召喚ポイント
東屋のようにしようと
思っているので ここをマーキング
うん
「 私はこれから
召喚ポイントを設置する
皆は 周辺警戒をしててくれ 」
設置する予定ポイント付近に
近づいて 作業を開始する
術式展開
魔法陣を設置
ステータスウィンドウから
次元世界の召喚ポイントから
転送の設定を行う
コツコツと 設定を調整していく
よし これでいい
次元城に もし来た場合でも
システムによって
こちらに転送できるように
術式を構築できた
次元城側の危険度が減り防衛アップ
でも こちらに
その分くるんだけどね
これで 時間が稼げるし
脅威も逸らせられるな
「 終わったよ 」
そうメイドバトラーたちに
伝える
メイドバトラーたちは
簡易の テーブルや椅子
そして 飲み物を
用意してくれている
どうぞと メイドとバトラーたち
「 ありがとう 頂くよ 」
そう応えて 歩み寄る
これでひとつ済んだ そう安堵した
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