226.スケルトン兵士【Chrono Chronicle】
Skeleton soldier
体調もいいことだし 作成していきますか
まずは 手勢を増やしていきたい
兵士を増強しよう
ユリィーの配下の 巨躯の機兵というようなものでなく
質より数としたい
人型で 人より 少しだけ強いぐらいの兵士
できるだけ 作成コストを削減していこう
いろいろと イメージしてみる
簡単な素材で 使い回しできそうで
簡単な組み立て 大量生産
作成コストや 維持コストも 考慮してと
総合的に判断していく
よし おおまかなイメージを作り上げて
1体 作成してみよう
兵士 作成
魔力を消費する 思ったよりほんのわずかの感覚
生み出した兵士は
ロボットのような
骨格のような
子どもが 人を描いたようなそのままのものが
白っぽい 人のようなシルエットが 立っている
頭蓋骨のシンプルな感じ 歯はない
棒のような腕脚
手足は 手袋や靴のようなもの
胴体は 胸はまるめた板のようなもの
腰も 曲げた板のようなもの
関節は 回転が少しあるアームみたいなもの
イメージは
骨格とロボットの中間な感じ
そう思い
リリンや ディオの反応を 窺ってみる
なんとなく なんとなくだが
リリンは 若干無言の感じになってみている
むしろ リリスとしては たのしそうにしていたり
何かからかうようなことを考えている
そんなふしさえ感じてしまう
ディオは
「 さすが 我が君です 」
そう言っている 平常のようだが
かるく理解していない感じもする
結果 あまり好評な感じではない ということか
たしかに かっこよくはないかも
大量生産と コストカットで
作成することを予定しているから
基本 こんな仕上がりなんだよね
あれ もしかしたら
よくファンタジーである
骸骨兵とかって 大量生産や
作成コスト などで
あんな風になっているのかもしれない
骸骨兵でなく全部を全部 凝った強いものたちを
つくって組織してとなると
たいへんだよね
なんだか 背景を理解したり
事情を察したり 同情してしまった
わかるよ わかる 今ならわかる気がする
骸骨兵といえば 怖さがあるが
こちらは 怖さより 何だろう感や
複雑な感じがまさるかもしれない
それでもいいか
気持ちを切り替えて
「 よし この 兵士 スケルトン とする
まずは 1000体を目標に 作成していく 」
そう ふたりにも告げる
ストレージから 念剣を出す
スケルトンにむけて 命令する
「 手を出せ 」
スケルトンが近づき 手を差し出す
そして その手に 念剣を持たせ握らせる
このような兵士をスケルトンや
スケルトン兵としていこう
「 便宜上として スケルトン や
ソルジャー 兵 と呼び
剣を持ったスケルトンを スケルトン剣兵
同じように スケルトン剣盾兵
スケルトン槍兵 スケルトン弓兵
などとしようと思う 」
- イエス マスター そのように致します -
「 御意 」
スケルトンは 話せないので
ジェスチャーやポーズで 返礼を行う
見た目はあれだが 様になっているな
- マスター 1000体を作成ですと
マスタールームは 適切ではないと思います -
- そうだな 場所を変えよう -
スケルトンを どんどん作成していくぞ
こころなしか スケルトンが こちらを
誇らしく見ているように 感じる
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