189.話声師 【Chrono Chronicle】
うぅうん
まわりの状況が少しずつだが わかりはじめる
そうだった ディオと 七つの大罪の7柱を
生み出してから 魔力ダウンしたんだったかな
うん よく眠れた感じがする
あれから どのくらい時間が経ったのだろう
まわりには 多分全員いるような感じがする
その中で そばにいる ディオを見る
ディオは安堵感を出しているようだが
わたしは ゆっくりとしたまばたきだけで
もうちょっとだけ静かにしててほしい
私自身は大丈夫だと 暗に伝える
ディオの方は 承りましたといった感じで
まわりを静かにしているようだ
目覚めもゆるやかになりつつあり
目をあけて むくりとベッドから上半身を起こす
「 みんな おはよう 心配かけたかな ごめん 」
近くにいる ユリィー クロエ アリス
多分 そして 聖導師もいるだろう
ちょっと離れて 七つの大罪たちも いてくれている
「 よかったです ちょっとあわただしいなと
思っていたのですが
こんなことになっていたとは 驚きました 」
「 わたしもです びっくりしました
ご無事ですか まだ無理なさらないでください 」
「 マスター ご無理なさらないでください 」
矢継ぎ早に 驚きと気遣いの波状攻撃がくる
気を付けないとね
- マスター ディオから簡単にマスターを
休ませる旨だけを聞き 今に至っています -
それだけの説明なのかと はてと思う
「 ごめんね 聖導師 魔力ダウンで眠ったからね
そういえば どのくらい眠っていた 」
ディオをみると
「 時間にて およそ 数分でしょうか 」
数分だって なのに この十分な睡眠した感じ
またか 魔力の方も ほぼ回復しているといっていい
それは 説明する時間もそうないわけだな 納得
それとと 聖導師 ユリィー クロエ アリスをみると
ディオもそうだが 七つの大罪たちも
気になるらしい それはそうだよね
七つの大罪たちも 圧倒的パワーを出しながら
互いの個性をぶつけ合っているようだ
私は 息とことばを整えるようにしてから
七つの大罪たちに
「 どうした 」
と問いかけた 七つの大罪たちは びくりとなっている
とりあえず 答えがなさそうなのと
大丈夫な感じがしているので
「 とりあえず 各自自由にしていていいが
この世界にいろ 」
と 声を出す すると 七つの大罪たちは
嬉々として 本当に各自自由行動に移っていった
「 あとで説明する まぁ 大丈夫だ 」
ユリィー クロエ アリス は
それならばと 安心してくれたようだ
あれ 意外に好反応
ディオと 聖導師は ちょっと反応が違うかもしれないな
それにしても 好反応だったけど なんでだと思うと
ステータスに 新たに表示されるものがある
【 話声師 】
もしかして これかな
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