CC.315.バーサク状態の傭兵と近接戦闘【Chrono Chronicle】
Close combat with Berserker mercenaries
ダッ ガッ 拳が
体が ぶつかり合う
レベル感は調整している
やはり傭兵かつ腕自慢
格闘で後れをとる
近接戦闘術 格闘術 という
体術オンリーとしているので
螺旋鞠はもちろん
武器の使用も しないようにしている
さらに 体術のバックアップも
落としている
だが目の前には 魅了された
傭兵の 苛烈な連続攻撃
さらに重い一撃
防御するが どんと吹き飛ばされる
クッ きつい攻撃だ
メイド バトラー サキュバスは
叫び動き出そうとするが
視線で制する
まだはじまったばかり
やりますか と自分自身に
気合を入れて 起ちあがる
戦っている傭兵は
興奮状態 ちょとした
バーサク状態な感じだ
次々に控えている傭兵も
同じような感じだ
「 サキュバス
傭兵の交代だ
次 」
と催促する
サキュバスは 次を寄越す
次の傭兵が 襲いかかってくる
多彩な攻撃がくる
ダダダッ なんとかさばく
ガガガッ フッ
しまった フェイントか
バシ ガシ
一気に投げ落とされる
ドスッ
「 ぐはぁっ 」
追撃が容赦なく来る
危機を感じながら
必死に避ける
呼吸が荒くなる
ちょっと後悔しそうになるが
いいトレーニングになる
そう思えてきた
傭兵の動きが速い
そこにひとつふたつ
遅れてしまい
劣勢が続く
「 サキュバス 次 」
次へ次へと
傭兵を交代させながら
半ばバーサク状態の
近接戦闘傭兵が 襲う
「 クロノ様 その者で
一巡します 」
傭兵の 一人当たりの
戦闘時間は少ないが
どうやら 最後の傭兵だ
私といえば 結構やられている
善戦しているかともいえなくも
ないが ほとんどが
向こうの技が決まったり
判定負けという感じだろう
傭兵の戦闘巧者ぶりに
一歩及ばず
また 強烈な一撃を
防御しつつ受けるが
吹き飛ばされる
傭兵は追撃の構えを
とったところで
私から 片手をあげ
「 ここまでで止めよう 」
と告げる
サキュバスは傭兵に指示
メイドバトラーは
駆け寄ってくる
「 随分やられたよ 」
私は そういって
ステータスをチェック
軍隊格闘術 の
スキルが 新しく
追加されているのを確認できた
それから
近接戦闘の理想のイメージを
しながら シミュレーションをした
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