202.ユニット転移【Chrono Chronicle】

Unit teleportation

原野の迷宮の東屋にマーキングしている

次元城にも　マーキングしている

自分は転移できるけど　他の者を転移させることが

無事にできるかなと　ちょっと疑問に思う

「　ディオ　私は次元城のマーキングしたところへ

　転移で戻れるが　ディオや聖導師をすぐ追いつけるかな　」

－　すぐ追いつけます　－

「　マーキングはないのですが　短距離転移ならできます

　有視界のある距離内や　見知った空間の一定距離内なら

　転移ができてます　」　

「　ディオ　本当にすごく優秀だね　」

「　我が君　お褒め頂き感激しております　」

すごくよろこんでくれている

それにしても　転移は便利　もっと転移ができたらいい

他の誰かを転移させることが　できたら　どうか

かなりいいことだな

うむ　転移に関してもっとよくできたらいいな　と

ステータスなどを見てみる

すると　ユニット転移　を見つけることができた

これだな

でも　こんなのあったかなと　ふと思う

「　ディオ　リスクを伴った頼みを

　したいのだが　話を聞いてくれるかい　」

「　我が君　是非とも　お聞かせくださいませ

　全身全霊で応えたく存じます　」

「　私は　マーキングしたところに

　転移できるのだが　他の誰かを転移させることを

　ディオで試してみたいと　思うがどうかな　」

なんとなく　いけると思っているが

少し心配だ　だが　なにかあったとしても

ディオなら対処できるだろうとも思っている

「　造作もないことです」

「　ありがとう　では　次元城の屋上付近の

　マーキングに　ユニット転移させるからね　」

「　御意　」

私は　ユニット転移を　行使する

ディオは　目の前から　その姿を消した

魔力消費がある

次元城の方へ視線を向けて　ディオの気配を探る

－　我が君　次元城の屋上付近へ　転移してきました　－

－　わかった　そちらへ向かう　待機していてくれ　－

－　御意　－

－　聖導師　帰還しよう　－

－　イエス　マスター　－

そういって飛翔して加速していく

聖導師は　多分転移はできなかったと思う

このあたりの情報も整理しておかないといけないかな

次元城屋上の　上空で　ディオと合流する

「　ディオ　どうだい　体調の変化はあるかい　」

「　多少　魔力消費をした感じがありますが

　他は問題なさそうです　」

「　もしかしたら　転移された者にも

　魔力消費があるというかな

　他にもリスクがあるかもしれないし

　気づけていないところもあるかもしれない

　だが　今回無事成功といえるだろう　」

「　お役に立てて光栄です　」

－　マスター　引き続き防衛強化など　なさいますか　－

－　そうだね　もう少しやっていこうかな

　でも　コツコツとしていくよ

　ふたりとも　まだ手伝いを頼めるかな　－

ふたりから　引き続き手伝うという意向を受ける

「　管制ルームや　情報整理もしておきたい

　だが　ゆっくりと地道にいこう　」

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