198.迷宮をつくってみよう【Chrono Chronicle】
Let’s make a dungeon
「 怖いぞー 主ー 」
そう言いながら 何か考えているようなルティ
「 ごめんね みんな 」
手にあるカードを クロエとアリスの前に配る
「 ありがとう 助かったよ 」
ふたりとも 微笑み返して
こちらこそと 応じてくれている
見惚れそうになるのを気を付ける
「 主 もっとバトルしたいのだ 」
「 もういいだろう ダメージもあるだろう 」
「 あれくらいは もう平気だ 治る治る 」
ふん ふん と くるりと回ってみせている
たしかに回復している 竜種ならではの回復かな
「 そうだ この世界の空を飛んだり
変な奴がいたら 戦ってもいい なんなら
ユリィーたちがいいなら トレーニングに
参加するのもいいよ 」
「 本当か ユリィー クロエ アリス
我もバトルに参加するぞー 」
クロエとアリスは 少し不安そうだが
「 はい こちらこそ よろしくお願いします 」
「 こちらこそよろしくお願いしますわ」
とそれぞれ 返事をしている
ユリィーは 落ち着いているようだが嬉しそうにいる
「 ぜひ バトルさせてください 」
「 我は いつでも歓迎だぞー 」
4人とも 好意的に受け入れ合い
今後もうまくやっていけそうでよかった
「 じゃぁ 4人は 鍛練やそれぞれのことをして
過ごす感じでいきましょう でも あまり無理しないこと 」
そういうと 4人は各々返事をした
「 私の方は しばらく この世界の防衛力強化 や
いろいろ作成のこと を していこうと思う
聖導師とディオは 私のサポートや
みんなへの連絡役もしてもらたいけど いいかな 」
「 もちろんです 我が君 」
- イエス マスター -
「 ふたりとも ありがとう 」
「 ディオ 聖導師 早速だが
今から 外へと出発しよう
4人とは一旦別行動かな では 行ってきますね 」
4人には そう告げる
4者4様 いってらっしゃいと応える
私は かるく首肯して 鍛練場から駆け出す
「 ディオは 飛べたりできる 」
「 はい 可能です またこのようにも 」
ディオの背中に 悪魔の黒い翼のようなものが現れる
ルティもそうだが 強い存在はエネルギーを
物質的なものに具現化できる
「 さすがだな ディオは 」
「 これぐらい造作もないことです 」
「 よし では この次元の世界の端まで 飛んでいく 」
「 御意 」
次元城から飛び出す
- マスター まず 何からなさるのですか -
- クロエがこの世界に来た時の そのあたりに
ダンジョンを作成しようと思う -
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