願いと紡ぐ 君の物語 * Love, Adventure, Survival, Education, Kizuna, Wish. 言葉と愛する 魔法と生きる 詞と生きる

188.七つの大罪【Chrono Chronicle】

ディオは 恐ろしい存在だが

なぜか 魅力があり 終始忠誠心ある姿勢で 控えている

なんとなくだが わなわなと震えているようにみえる

いや ふつう ディオを見た者が

恐怖に震えるでしょうという思いになったが

やめておこう

 

「 ディオ 私と この次元城と世界の守護 

 それからいろいろと頼むことがあると思う よろしくね 」

「 ははっ 偉大なる支配者であり 我が主

 至上の御方 我が君 ああぁ光栄に存じます 」

「 うん よろしく頼む 主でも マスターでも

 どちらでも 呼んでいいいよ しばらく

 私の傍に いてくれないか 」

「 ははっ 我が主 」

恍惚した視線を 私に向けている

強いのに 忠誠心もすごそうだなと 引きそうになる

 

気持ちを切り換えよう

先ほどの ディオのことをして 同時にまた生み出してみようと

気持ちになる おそろしさもありつつ

なんとなく 生み出したいという欲求が起こる

 

アレイエデンの杖が 次元眼をみている気がする

私は 次元眼になって アレイエデンの杖を

また 掲げて 生み出すように 魔力を行使する

この世界の空 この暗闇というか 夜空というか

黒い領域からの エネルギーも再度供給してもらい

生み出してみようとする

 

架け橋の同じ場所に降り立ち ディオを下がらせておく

エネルギーをある7つの性質をイメージしていく

黒い領域のエネルギーを取り入れる

この大広間に 再度 凝縮しているようにも感じる

その通りのように エネルギーが

流れ込み 凝縮してさらに膨大にする

アレイエデンの杖で さらに高密度のまま

集束から 7つにより分けていき

アレイエデンの杖で コントロールを よりよくおこなう

術式を展開 魔法や 術式や 記述が

平面図形や積層など展開する

負荷がかかってくる感じと同時に

起動や処理速度が さらに並列となり格段に早まっている

 

やってみたかった

黒い領域エネルギーを活用できるとわかり

ディオのおそろしさも感じた

次元眼という まだまだ未知が秘められている

このチカラをもっと遣ってみたいとも思った

 

そこで 想起したことは

七つの大罪

傲慢 強欲 嫉妬 憤怒 色欲 暴食 怠惰

この7つのことが 何故か可能性を感じた

 

なぜか不思議な可能性を感じながら

イメージをして 魔力を行使して制御する

私でも 驚くほど 凄まじい魔力の迸り

- さぁ 出てきてくれよ 七つの大罪たち -

心の声で強く発する

 

膨大な鮮やかな彩りの魔力と 黒い輝きの奔流が

大広間を包む

 

ディオに続けて行い 大幅に魔力行使したので疲労が相当ある

それでもと しっかりと大広間をみると

7つの面影がみれる それぞれに迫力ある圧倒的パワーも感じる

称号を確認する

称号 七つの大罪 傲慢

称号 七つの大罪 強欲

称号 七つの大罪 嫉妬

称号 七つの大罪 憤怒

称号 七つの大罪 色欲

称号 七つの大罪 暴食

称号 七つの大罪 怠惰

 

かなり 強い存在だ それも7柱

イメージ通りというか 狙い通りというか

すでにおそるべき称号 おそろしき 比類なき存在だ

各自がそれぞれの個性のような視線で 私を観ている

 

ちょっと後悔しそうな気になる

七つの大罪たちが にじりとすると

ディオが にじりと動き出そうかという気配をだす

私はすかさず

「 私が 君たち七つの大罪の主 クロノだよ よろしくね 」

七つの大罪たちは それぞれ動こうとしているようにもみえるが

現れた場所から あまり自由な行動ができないみたいだ

反抗的な感じはしないけど 静かにしてもらえると助かるな

「 名を与えようと思うが どうだい 」

変わらず 各々個性的な眼差しで こちらを見ているが

次元眼になって 双眸を向けると

気勢を削いだのか 名は無く受けるような感覚を得る

「 うん では 名付けようと思う

 それぞれへの名は 

 エァロガン グリード エンヴィ ラース ラスト グラトニー スロース 」

さらに力が宿るように 瞳にエネルギーが溢れている感じ

幸運だとか さらにパワーupしたことは

気に入ってくれたようだ よかった

さらに おそろしさにも磨きがかかり上乗せされた感じもある

「 私の専属として 行動してほしい 」

なんとなくなくだが つながりの感じで

気に入ってくれているみたいや 了承しているみたいだ

それぞれが 個性を爆発させようと 互いに見合っている

 

そして恒例の 名付けによる負荷がきている

7柱分の魔力消費の負荷がある かなり堪えてきつい

「 ディオ 私はこのままダウンするだろうから

 次元城内の私のベッドまで頼む 」

ディオなら上手くやってくれるだろう 

彼が ハッと応えて 駆け寄るところまで朧気にみて

ぐらりと眠りこんでしまった 

 

 


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