願いと紡ぐ 君の物語 * Love, Adventure, Survival, Education, Kizuna, Wish. 言葉と愛する 魔法と生きる 詞と生きる

150.変なピンチ

ただいま

《「おかえりなさいませ》」

広間に 降り立つ

「今 眠っている クロエさんという女性だ」

ユリィーに 代わりに抱きかかえてもらう

クロエさんは

目を覚ますこと無く 眠り続けている

「空いている一室に 運んでくれ

こちらでベッドなど 作成しておく」

そう言って 空いている部屋に

ベッドや調度品を少しばかり

概念魔法で 作成して設置したおいた

魔力は消費するが これぐらいはなんてことない

幻影魔法で ベッドまで ルートポインタを

ところどころ 配置する

「ルートポインタを辿って 寝かせておいてきて」

「承知しました」

「そうだ 念服など用意するね

ちょっと待ってて」

ストレージ内の 念練成の服装を見繕い

カード化して ユリィーに渡す

「その部屋はしばらくセキュリティをかける

しばらく傍にいてやってほしい」

「わかりました」

ユリィーは首肯して応えて キビキビと

部屋に向かっていった

《よろしいのですか》

- んー 大丈夫だと思う

どんな女性か 聖導師はわかるかい -

《いえ わかりません どんな方なのでしょう》

― クロエ・ノワール

称号に 女神が約束された娘 とあった ―

《すごい称号ですね あとそれと

未来を視られたのですか》

― そうそう 次元眼の能力のひとつだな ―

《そうなのですね

無事救えてよかったですね それにしても

綺麗な人ですね お肌も綺麗》

― そうそう 本当に

柔らかい肌だし綺麗だし素敵だっ―

《・・・》

― えっ ああ

別に変なことはしていない ハハハ ―

変なピンチを感じた