都市を複写する
展望してから 広い土地に
ミッドワルドを 複写しようとする 半透明の都市が見え
設置サポートしてくれている まぁ便利
このあたりにしようかなと 目星をつける
どこからか 途切れ途切れの声がする
よく聞けば 我が主我が主と言っている
聖導師かいと念話を送る
聖導師 はい 我が主 ようやく合流致しました
ちょっと待ってたぐらいだよ 無事合流できてよかったよ
聖導師 ちょっとでございますか いえ 遅れまして申し訳ございません
主呼びの口調に戻っているなと思いつつ
「ユリィー いま聖導師が着いたよ」
「イエス マスター よかったです」
そう応えて 安堵しているようにみえる
今から都市を写すから 聖導師もサポートできるかい すぐで悪いけど
聖導師 大丈夫です サポート致します
「よし ではこのあたりに写すよ」
バッと都市が現れる 魔力を消費する
うん いいかなこんな感じで よしよし
「この世界は 開拓者精神が刺激されそうだから
人を招くにしても 基本的に不干渉でいこうと思う」
そうこの世界の方針を伝える
この世界の神を 聖導師に任せる 初任だけどよろしくお願いしますね
聖導師 我が主のままに
「マスターでいいって」
聖導師 イエスマイマスター
「ほかにも この都市で いろいろ実験したり研究したりしたい
時々訪れるだろうからそのつもりでいてほしい
目標の都市複写と ついでに情報収集できたので
次元城に帰還するつもりだよ まだ何かここでしていたいことはあるかい」
二人からはとくになさそうだ
「それでは 城に戻る準備をしようか」