筆と剣

スゥ　ハァ　トゥ　

剣を振る　剣を振り続ている　

覇　覇　覇

しばらく　剣の修業を行う

糸で編んだタオルを使い　汗を拭く

最初の頃　剣をふっていたら　

剣スキル　項目が増えて　剣術スキルに

ステータスを振り分けられるのが　可能になっていることに気づく

魔力か何かを　ポイントのように使って　

達人名人　神レベルぐらいに　一気にできそうだったが

一旦保留して　自分の自力で鍛えてみようと　思い立ち

剣を振り始めた次第　

子供の頃とか　棒っきれをふりまわして　はしゃぐ楽しさがあったなぁ

なんか剣というのは　子供心に心躍るものがあると思う

さて剣だけでなく　筆をみようか

翼筆剣ゼウセリオンが　呼応してくれている

よし　剣を振る　剣筋が残り　筆跡が遺る

剣を振る　筆跡が飛ぶ　

文字を想像して剣を振る　文字が遺る　文字が飛ぶ

剣を振る　剣撃のインクが飛ぶ　剣を振る　剣撃のインクがねっとりと飛ぶ

剣を振る　剣先から細い糸状のインクが伸びる　剣を振り　水気を振り切る

フゥー　まずはこのあたりかな　まだまだ使い方がありそうだな　要学習

「おつかれ　ゼウセリオン」　剣を納め　礼

タオルで　汗を拭く

風呂に入ろう　っと