願いと紡ぐ 君の物語 * Love, Adventure, Survival, Education, Kizuna, Wish. 言葉と愛する 魔法と生きる 詞と生きる

神螺

「ごめん ごめん って 大丈夫だから」

闇のローブを 羽織る

機能制御して 黒衣のローブを

フリフリと 動かす

「ちょっと驚いただけです

マスターには いつも 本当に驚かされます」

《同感です》

「気遣わせちゃったね ありがとう」

恐さがわかるだけでも たいしたものです

私も精進せねばですね

「聖導師はいいとして ユリィーは

服は 装備は どうする新しくするかい」

「大丈夫です」

「わかった また別の機会に見立てよう」

「聖導師 次元のチカラはすごい すごいだけに

恐ろしくもある 被害をなくしつつ

可能性を探る手立てにも 以後頼むよ」

《はい 承知いたしました》

「安全確認よし」

ちょっとおどけて 指さし確認する

「よし 私はまだまだ作成をするつもりだ

ユリィーとのパーティ機能を

いったん解除する いいね」

ユリィーはうなずく

「それから 私のメインパーティを

『神螺』と名付ける」

聖導師とユリィーがハモる

《「神螺 素晴らしいです かしこまりました》」

魔力をどかんと 遣う

負荷を感じながらも

それにしても こういうときの ふたりって

息ピッタリ

かっこいい そう思ってしまう